デリシャスサウザントの「うり」や「こだわり」「特徴」はなんですか?って聞かれたら、なんだろうって考えてみました。「多彩なメニュー」や「無料でお届け」などはふつうですよね。
「自社スタッフが配達します」はメリットかもしれません。お弁当配達は配送専門業者が代行している場合が多いんですよ。デリシャスサウザントもお弁当をはじめた当初は実は配達業者に配達してもらっていました。今は完全に自社スタッフです。配達業者さんは配達が仕事なので、自社のスタッフとは見るところとか注意するところが全然違うんですよ。やっぱり自社スタッフのほうが細かいフォローはできますよね。お客さまから質問されたりしても、スタッフなら答えられますし。
自画自賛ですが、デリシャスサウザントのお弁当は「おいしい」ってことも「うり」でしょうか。リピートしてくれていると「気に入ってくれたんだなぁ」とうれしく思います。なので、注文はどんどん増える一方です!(うれしい悲鳴)
と、ここまで考えて、昨日ざんぎのタレを仕込んだことを思い出しました。10数年やっていることなのでなんとも思わずに仕込んでいたんですが、考えてみると、すごい手間とこだわりなんです。
お店の開店当初から変わらず作り続けているざんぎのタレですが、2段階で仕込んでいます。生のニンニク、しょうが、リンゴなどの果物と醤油などの調味料を煮込んで、さらに一晩おいて寝かしたタレを1段階目に作ります。これはいわゆる焼肉のたれっぽいものです。これをベースにして、2段階目に醤油などの調味料とおろしにんにく、おろししょうがなどを合わせて、デリシャスサウザントの「ざんぎのタレ」が出来上がります。
鶏モモ肉をたっぷりのタレにしっかり漬け込んで、半日置きます。まず肉に味を染み込ませたいんですね。そして、でんぷんを加えてしっかり混ぜます。このでんぷんは、十勝更別産のつぶつぶでんぷんを100%使用しています。つぶつぶでんぷんというのは、片栗粉と同じものなんですが、スーパーに売っている片栗粉のようにサラサラしていません。ちょっとしっとりした感じで、米粒大のつぶつぶがたくさん入っています。この「つぶつぶ」がポイントで、普通の片栗粉とは保水力が全然ちがうんです。値段も全然違って、片栗粉の3倍以上もしますが、これもデリシャスサウザントのざんぎの味に大きく貢献しています。
でんぷんを混ぜてさらに半日置いたざんぎを、油の温度を少し低温に設定したフライヤー(揚げ物機)でじっくりと揚げる。これで完成です。
ざんぎを作るのにここまでやっている、って実はすごいこだわりなんじゃないか、と気づきました。
デリシャスサウザントの「うり」はやっぱりざんぎですね。
冷めてもおいしいうまいざんぎをぜひ味わってみてください。
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